moritosakana
森とさかなをたいせつに・・・。                                          since 2005

10月30日(晴れ)     *repo*   kiyo

【番外編】オフシーズン恒例体力維持の山行。平標山へ。



利根川釣行の後にそのまま走って登山口の駐車場で車中泊。

ここで釣り友で山の師匠jinさんと待ち合わせ。
今回の目的の山は群馬と新潟の県境にそびえる平標山、標高1983メートルです。ネットで調べて稜線の綺麗さに一目ぼれしてここに決定しました。

2日前から冬型の気圧配置。今日は高気圧が移動してきてこの辺りを覆う予定です。上に雪が残ってないといいんだけどな〜。



7時少し前に歩き始めます。
出発地点から山頂までの標高差は1000メートルちょい。自分にとって今までの山行では経験のない標高差です。
天気と体力と相談しながら歩きます。

事前情報で分かっていた事ではありますが、登山道に入るといきなりの直登です。





ご機嫌な白樺主体の樹林帯ですが、登山道の斜度がご機嫌ではありません(笑)。





歩きはじめて2時間弱。高度を上げていくと展望のいい区間に出ました。
チラッと見える周りの山々はガスの中。楽しみにしている稜線がガスの中だと泣きます。風通しのいい斜面では爆風が吹いています。

天気予報では9時過ぎにガスが抜けるみたいなのでそれを信じて歩き続けます。



こんな斜面では風が吹き荒れていてフード無しでは耐えられない状況です。
この風だと稜線に出たところで断念するしかないかな〜、と考えながら先を目指します。



そしてまた樹林帯の急登です。

体力を奪い取る階段地獄ですが、この先に天国があると信じて階段を上り続けます。



歩きはじめて3時間。最初の稜線が見えてきました。
だがしかし・・・。お目当ての稜線はガスの中。それでも朝と比べてガスは少し薄くなっています。







やっとのことで最初のピーク、松手山に到着。いよいよここから稜線歩きがスタートします。



そして我々が稜線に出たタイミングでガスが抜けました!



いよいよお楽しみの稜線歩きが始まりました。
見た目はなだらかな感じですが歩くと意外と落差があります。でもそんな事を差し引いても最高です!





最高なんですけど!!しかも吹いていた風もおさまってきました。

この時は正面に見えるのが平標山のピークかと思っていましたが、実際は右側に見切れたところがホントのピークだと後で知りました(笑)。



ピークだと思い込んでいる所を目指して頑張ります。そして登ります。



登ります。



登ります。



登ります。



登ります。



そしてピークだと思っていたところに到着しました。
ホントのピークではありませんが最高の眺望です!!





そしてこっちがホントのピーク。やれやれ(笑)。

これから、いっぱい、のぼらな、きゃ。(ナウシカ風に)



歩いているので体は暖かいですが、日陰は氷の世界です。



そして最後の仕上げ。ホントに最後の登りです。

それにしても振り返っても絶景です。よくもこんなに歩いたもんです。



歩きはじめて6時間弱、平標山のピークに到着です。それにしてもいい天気。気持ちいい〜。





健脚さんたちは皆さんこの先の仙ノ倉山までの稜線歩きを楽しむみたいですが、我々には体力的にも時間的にも無理(笑)。
眺めるだけで下山することにします。ここは初夏には見事な花畑になるようです。



遠くに富士山も頭を出していました。



山頂からの眺望を楽しんだ後は「平標山の家」を経由した周回コースで下山します。



山小屋までの歩きもごきげんです。
jinさんのこの表情を見ればもう言葉はいりませんね。





そして眼下に山小屋が見えてきました。



平標山の家到着。花の時期はここに泊ってのんびり稜線を歩くのもいいですね。
少し休んで最後の下り。何とか太陽があるうちに下山できそうです。



下山側の樹林帯は紅葉真っ盛りでした。
太陽に照らされて葉っぱがキラキラです。





そして一気に高度を下げて林道に出ます。
ホッと一息って感じでしたが、この林道歩きが思った以上に長い長い・・・。



林道に沿って流れている川。
ついイワナの姿を探してしまうのは釣り人の性ですね(笑)。



歩きはじめてから9時間。まあまあ大変な歩きでしたが最高の山行になりました。
今回もそうでしたがjinさんと一緒の山行はいつもいい状況に恵まれます。今回はありがとうございました。

またよろしくお願いします。






釣行記一覧へ戻る
森とさかなトップへ戻る