7月10日(晴れ) *repo* arai
東北釣行パートW 「2日目」
お世話になった
クボタロッジ前にて、オーナーと一緒に。
前夜は、おいしい料理に、遅くまでの釣り談義&お酒、本当にありがとうございました。
2日目は、前日釣り上がった第2堰堤のさらに上流部をやることにする。
オーナーの案内なくしては、とてもここまで来られない「秘境」だ。おのずと、パラダイスへの期待が高まる。
だが、実際には、新鮮な(?)足跡だらけで、こんな秘境にまで!と、驚くことしばし。
魚のほうもそのせいか、最初にわたしたちを迎えてくれたのは、このサイズ。
それでも登っていくにつれて、次第に反応が活発になり、そしてサイズもアップしていく。
魚たちの付き場所は、相変わらず巻きや石裏などが多いのだが…。
すっかり「勘」を取り戻したHiyamaさん、快調に魚を引き出していく。
ロッジでお借りした「2万5千分の1地形図」で、絶えず現在位置を確認しながら進む。
ちょうど行程の中間点を過ぎた辺りで昼食休憩。
行程の後半は、落差が険しくなるとともに、両岸の斜面が切り立ち、小規模ながらゴルジュ帯も出てくる。
いかにも深い谷に迷い込んだといった感じだ。こんなところで鉄砲水にでも遭遇したら、とゾッとする……。
だが、この辺りで引き返していく釣り人も多いのだろうか。魚の反応がにわかに良くなってくる。
透明度抜群の、とある淵の反転流から飛び出した岩魚。
大きなテレストリアルパターンをがっぽりくわえ込んだ。
ワイルドな顔つきの、ごつい魚体が、この渓流の深さを物語っているようだ。
最後の巨岩帯に入っていく。落ち込みの一つ一つが、いかにも大岩魚が棲みついていそうな気配なのだが、
ゴールの時間が近づいていたので、適当に飛ばしていくことに。
そしてようやくたどり着いたゴールの第3堰堤。
この下は、わずか60cmほどのコンクリートの落ち込みだが、結構魚が付いていて、侮れないという。
だが、残念ながら時間切れで、竿を納めることにする。
本来ならこの時点で「お疲れ様」となるところなのだが、今回はそうはいかない。
伝説の「600段階段」が、我々のわずかに残っていた汗と体力とを、すっかり搾り取ってくれた。(汗、汗、汗…)
約20分後、最後の一段を登りきり眼下を一望すれば、広大で豊かな八幡平の森が、どこまでもどこまでも広がっていた――。
Hiyamaさん、お疲れ様でした。今度はどこの川に行きましょうか!(笑)