5月25日     *repo*  GAKU

プチっと、東北、尺3本!!!



毎年、シーズン初めての「岩魚釣り」に出発するときは、まるで解禁前夜のようにわくわくするものです。

そうです!今年も岩魚の季節がやってきました。
しかもその最初の行く先が東北の渓流とあっては、わくわく感も解禁日以上です。

5月中にどうしても訪ねてみたい渓があり、たった一日でしたが、プチ東北遠征に行ってきました。

メンバーは KAMI さん、KIKU ちゃん、KURO さん、そして私(GAKU)の4人です。

土曜日の夕刻、それぞれに仕事を終えて佐野ICの「道の駅」に集合した我々は、東北道を北上します。
さすがに日帰りはきついので、この夜は現地のゴージャスな温泉ホテルに、驚きの格安料金で、一泊です。
温泉でくつろいだあと、明日への期待に盛り上がる我々でしたが、窓の外では冷たい雨が降り続いています……。(汗)

翌朝も雨、しかも本降りです。

急いでも仕方ないと、腹を決めた我々は、満腹になるまでしっかり朝食をいただき、ゆっくりと出発することにします。

ところが、林道に入る頃には薄日が射し始め、お目当ての渓流に着く頃には雨はやんでいます。
しかも流れには濁りもなく、水量もちょうどいい感じです。(ラッキー♪)

日曜日とあって、いたるところに釣り人の車がとまっていましたが、どうにか空いている区間を見つけ、 すぐに上流組と下流組の二手に分かれて入渓します。

 

私は KURO さんとともに下流組です。

林道をしばらく歩き、入渓点を探します。で、適当なところから川に降りるわけですが、こんなとき藪を漕ぎ分け やっとの思いでたどりついたらそこは切り立った崖だった!…なんてこともままあるのですが、そこは KURO さん、 源流釣り師の動物的な勘(?)で、一発で無事に川に降り立つことができました。

案の定、流れはいい感じです。



釣り始めるとすぐにこんな岩魚たちが迎えてくれます。



KUROさんも快調です。

 

ただ、この区間は川原がほとんどないせいで、アプローチに気を抜くとすぐに足元から魚に走られてしまいます。せっかくの 良いポイントをそれで駄目にしてしまうこともしばしば。

しばらくいくと対岸に大きな反転流が。いかにも大物が好みそうなポイントです。
私の立ち位置からはうまく流せそうもないので KURO さんにやってもらいます。

すると見事にヒット!



KURO さんお手製のバンブーロッドが満月のように弧を描きます。

デカイ!!



ネットに収まったのは29pの泣き尺です。

どうしても1p足りないと悔しそうに言いながらも、顔は笑っています。



一匹交代の、程好いペースで釣り上がっていきます。

そこは、対岸の岩壁にそって流れの筋ができていて、その下のエグレからぷんぷんと気配が漂ってくるようなポイントでした。



先ずは、開きの浅瀬から27pくらいの岩魚を KURO さんが釣り上げます。

で、次は私の番……。

すいません。出ちゃいました。(汗)

 



今年最初の尺岩魚です。

KUROさんがメジャーで計ってくれたら、32pありました。

いかつい頭と二つに割れかけた上あごが、今後大岩魚に変身していきそうな予感を感じさせますね。



フライはこんな奴。一応ブナ虫クンです。

一方その頃、上流組はと言えば……。



KAMI さんです。



KIKU ちゃんです。

二人とも3月から続いた、息の詰まるような(?)渡良瀬川でのライズゲームから解放されて、 心から新緑の渓流を満喫していたようです。

で、これが結果だそうです。

 



二人それぞれに、尺岩魚を1本ずつ。

そしてわずかに尺に足りない泣き尺をさらに一本ずつ。

あとは……。



説明不要ですね。この笑顔がすべてを物語っています。

でも、数よりもサイズよりも、気心の知れた仲間同士、こうして良い季節にすばらしい渓流で遊べることの幸せを 改めて感じていたのは、きっと私だけではなかったはずです。やっぱり渓流はいいですね!

たった一日の贅沢な時間は、プチっと終わりましたが、東北の季節はこれからです。

帰りの車中では、早くも次の釣行へと思いをめぐらせるのでした。



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